戦略

実現に向けた戦略の構造図 かけがえのない多治見

人口減少は、もはや避けられない現実です。これからの時代の自治体戦略は、人口減少から目を背けるのではなく、それを受け入れた上で、それでも市民の皆様が幸せを実感できる為の政策を打っていく必要があります。

そのためには政策を①市民が幸せを実感できる政策(戦略①)、②人口減少に順応する政策(戦略②)、③人口減少を緩和する政策(戦略③)の3つに分けて考える必要があります。

戦略#01 幸せを実感できる政策 市民が幸せを実感できる多治見を創る
【QOLの向上】

目指すべき多治見を達成する上で、最も直接的に必要となる政策が｢住民満足度(QOL)の向上に寄与する政策｣です。｢ここにしかない、かけがえのない多治見｣を目指す上で、必要となる政策をパッケージで提示します。この戦略を十全に実施していくためには、下部構造である戦略②と戦略③の充実が必要となります。

    • 産科の病院誘致を推進します。
    • 不妊治療に対する助成を拡大します。
    • 産前産後のサポートを充実します。
    • 保育ニーズが高まる中、公立の幼保施設を多様な就労形態に対応が可能な｢こども園｣へ転換を図ります。
    • 中長期的な保育ニーズを調査し、適正なこども施設の配置を検討・公表します。
    • 民間事業所と協力し、駅近郊に小規模保育事業所の誘致を推進します。
    • 病児、病後児保育の在り方を検討し、推進します。
    • 放課後児童クラブを充実させます。
    • 幼稚園・保育園と保護者のコミュニケーションをスムーズにするための業務効率改善アプリを導入します。
    • タブレット端末を使った教育効果の向上に努めます。
    • AIを活用した教育の個別最適化に向けた研究を促進します。
    • ｢教育市立実現大網｣を策定し、時代が求める人材を育てていくために必要な長期的な戦略を示します。
    • キャリア教育の推進。
    • IT教育県内NO.1を目指します。
    • 郷土愛を育み、将来も多治見に住みたいと思える子どもを育成します。
    • 親育ち4・3・6・3たじみプランに基づき子ども、親、地域が三位一体となって取り組める仕組みを構築します。
    • 地域におけるサロン活動を支援します。
    • 生涯スポーツを充実させます。
    • 高齢者の雇用の場を拡大します。
    • 地域における高齢世帯の生活支援に対する有償ボランティアの普及を支援します。
    • 小学校における生活科の授業等で経験を活かした講師として活躍できる環境を整えます。
    • バリアフリーやユニバーサルデザイン7の導入を促進します。
    • 早期療育や発達支援を必要とする子ども達への支援を強化します。
    • 放課後等デイサービス事業を支援します。
    • 福祉業界の横の繋がりを強くし、分野横断的に連携できる体制構築を推進します。
    • 自治体DXを通じて一人一人に最適化した福祉を提供できる体制構築を推進します。
    • 福祉に関わる人財の育成を支援します。
    • 障がいに対する理解を深め、偏見や無理解のない社会をつくります。
    • 駅南再開発による波及効果を高めます。
    • 高層マンション等の誘致(土地の高度利用)を進め、駅周辺での消費を増大させます。
    • クリニックやスーパー等の都市機構の誘導を図り、駅に行けば用が済ませるコンパクトシティを目指します。
    • 多治見駅のハブ機能を強化し、タクシーや代行等の利便性高めることで駅周辺での消費を増大させます。
    • 市外からも人が集まる魅力的な飲食店が集積するエリアを目指し、交流人口の増大を促します。
    • 名古屋からの直通バス(やきものライナー)を誘致します。
    • 多治見駅・ながせ商店街・本町オリベストリート・修道院・虎渓山といった｢まちなか観光拠点｣の周遊ルートを整備します。
    • 市之倉、笠原、高田、滝呂といった陶産地における産業観光を推進します。
    • 魅力ある商店街の形状を支援します。
    • 空き家・空き店舗の利活用を支援します。
    • 中心市街地に対する民間投資を促進します。
    • オリベストリートへの新規出店を支援します。
    • 駅北周辺の渋滞解消に向けて、音羽小田線の建設を実現します。
    • 国道248号線の慢性的渋滞を解消するため、国長橋下流への架橋の可能性について検討します。
    • ビッグデータやSNSの活用による積極的な情報発信を通じて、まちづくりの見える化を推進します。
    • SNSやWebアンケート等を活用して市民意識調査を積極的に実施し、双方向のまちづくりを推進します。
    • 官民連携推進室を設置し、民間活力とまちづくりを強力につなぎます。
    • 課をまたいで手続きが必要な場合、1つの窓口で全て対応ができるようワンストップ化を推進します。
    • 庁内のDX化を進めます。
    • 証明書類等の自動発行機の導入に向けて研究します。
    • ネット手続きの導入に向けた研究を推進します。
    • マイナンバーカードの活用を促進し、証明書類のコンビニ交付の実施に向けて検討します。
    • タイムラインの定期的な見直しを実施します。
    • 消防団の処遇を全国標準以上に高めます。
    • 北消防署の移転を進めます。
    • ハザードマップの活用を通じて「防災の見える化」と防災まちづくりを推進します。
    • 急傾斜地や治水対策を進め、水害へ強いハード整備を進めます。
    • 本庁舎の駅北への移転を進め、日ノ出町の跡地を活かしたまちづくりを推進します。
    • 建て替えに際してはコンセプト段階からできるだけ多くの市民の声を反映できるようワークショップを開催します。
    • 本庁舎跡地の活用についてはワークショプ等を通じて基本構想を作成・共有します。

戦略#02 人口減少に順応する政策 人口が減っても安心して
暮らしていける多治見を創る

人口が減少し、地域経済が縮小すると、これまでと同じ規模の支出をすることは困難です。しかしながら、財政規模が縮小したとしても数民サービスの質を下げることは出来るだけ避けなければなりません。そのためには、施設の統廃合を含む行政サービスの合理化や、市職員の生産性向上が求められてきます。

    • ｢小さな拠点とネットワーク型コンパクトシティ｣の形成を推進します。
    • 地域別人口ビジョンの作成と活用を促進します。
    • 郊外団地等の空き家を活用した移住定住を促進します。
    • 多治見駅周辺の都市機能を高め、公共交通機関によるアクセス向上を目指します。
    • 地域公共交通の在り方について抜本的な検討を加えます。
    • 自動運転への挑戦と公共交通機関の充実を図ります。
    • 公共施設の複合化・魅力化により拠点の整備と防災拠点や地域の拠点としての機能を充実させます。
    • 公共施設適正配置計画をコンセプトの段階から住民と一緒になって策定します。
    • 小中一貫校への転換も含め、中学校区の在り方について長期的な観点から検討します。
    • 自治組織に求められる機能について棚卸を実施します。
    • 校区単位での取り組みについての受け皿として、｢地域力｣を推進します。
    • 公立・民間病院連携による多治見医療圏という視点での医療の適正配置を進めるとともに多治見版地域医療構想を作成します。
    • 消防通信司令業務の東濃5市による広域化を進めます。
    • 将来的な廃棄物処理についての広域化を協議します。
    • 補助金・交付金の見直し等も含め、財政支出の見直しを徹底的に行います。
    • 中期財政計画に基づき支出の総量見直しを行います。
    • 民間企業との協力を推進し、市有地の積極的な貸し出しと不要な市有資産の売却を進めます。
    • ネーミングライツを拡大します。
    • 公共施設の屋上スペースの貸し出しを進めます。
    • 公共施設の壁面を活用して広告を募集し、そこから上がった収益をその地域に還元する仕組みを構築します
    • 企業版も含め、ふるさと納税の拡大を推進します。

戦略#03 人口減少を緩和する政策 若い世代に選ばれる多治見を創る

人口減少は避けられない現実である一方、戦略①と戦略②を進める上で、その人口減少の速度や規模を出来るだけ低減する試みも必要となります。人口減少が緩和できれば、その実績分だけ戦略①に投入できる人的・物的資源が確保できますし、戦略②に対しても余裕をもって取り組むことが可能となります。

    • 環多治見経済・文化圏構想を構築・実現します。
    • 県内からの移住定住を促します。
    • 子育て世代の流入を促進します。
    • 賃貸マンションの建設に対して優遇・助成制度を創設します。
    • 駅周辺における高層建築に対して奨励金制度を創設します。
    • サテライトオフィス特区の設置による小規模企業誘致を推進します。
    • 空き家を企業が社員寮やオフィスとして改修する際の助成金を創設します。
    • ノマドワーカーをはじめとする新しい働き方に対応したインフラ整備を推進します。
    • 女性が活躍できる社会の実現を通じた雇用の創出を図ります。
    • セラミックビジョン2030を策定し、マーケティングに基づいたsン業戦略を構築・推進します。
    • 窯業原料の安定確保に向けた助成を実施します。
    • セラミックバレー構想の実現を支援します。
    • 多治見市陶磁器意匠研究所の人財育成機能を強化します。
    • 空き工房バンクの活用を推進します。
    • 全国に向けた美濃焼＆美濃焼タイルのトップセールスを実行します。
    • 美濃焼＆美濃焼タイルの魅力を活かしたイベントに助成します。
    • データセンターをはじめとした先進産業の集積を進めます。
    • 多治見駅周辺等への情報通信業のオフィス誘致を推進します。
    • 新たな企業誘致に向けて候補地を選定します。
    • スタートアップに向けた拠点整備を推進します。
    • ビジネスプランコンテストの拡充を行います。
    • ベンチャー企業のマッチングを推進します。
    • 企業の人財不足と移住定住、人財活用のマッチングを図るために、多治見版人財プラットフォームの設置を検討します。
    • コワーキングスペースの設置を実施します。
    • 高卒人財を必要としている市内の事業所の分析と把握に努め、政策を立案します。
    • 業界団体と教育現場との交流を促進します。
    • 小中学校における｢まちゼミ｣の実施を支援し、地元で働きたいと想う子どもたちを増やします。
    • 岐阜県と調整の上、市街化調整区域の在り方について検討します。
    • 森林等の未利用地についても、環境に配慮しつつ積極的な利用を検討します。
    • 長期的な視点に立って道路網構想を見直し、市外へのアクセス向上を目指します。
    • 将来道路網の構想を通じて、多治見視点による建設期成同盟会を設立します。
    • 30年、50年先を見据えた構想に基づき、国・県と整備に向けた協議を進めます。
    • 中央本線の利便性を高めるため、沿線各都市との協力のもと、新快速の運用をJR東海と協議します。
    • 豊田方面へのアクセス向上を目指して、愛知環状鉄道の多治見駅への乗り入れ運用を沿線各市との協力のもとJR東海と協議します。
    • 中央本線沿線都市との連携を深め、相乗効果を発揮できるよう促します。
    • ｢多治見シティープロモーション戦略大網｣を策定し、ターゲット別のPRを体系的に推進します。｣
    • 県内からの人口流入を促すため、イオンシネマ、SNS広告等でのCMを実施します。
    • 都市イメージ向上に向けて、企業とのタイアップ広告を推進します。
    • 中央本線の利便性を高めるため、沿線各都市との協力のもと、新快速の運用をJR東海と協議します。

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